ハート☆エンド

萬田医師の
緩和ケアーをうけている患者さんを追った
ドキュメンタリー映画を観た。

どの患者さんも
末期ガンの患者さんで
余命が数ヶ月の患者さんばかり。

この状態で
自宅に帰っても
ほぼ寝たきりで、医療行為をうけながら
最後を迎えるのが普通かもしれないが
この映画の患者さんは
みな笑顔で、亡くなる前には
自分の言葉で、はっきりと
周りに感謝の言葉を伝え
旅立って行かれる。

残りの日を
家族に囲まれながら
好きなお酒を飲んだり
ゴルフをしたり、旅行や温泉に行ったり
何も制限されることなく
残りの日々を笑顔で過ごしていた。

もちろん
最後は死が訪れた時には
満足して心残りなく旅立たれたのが
印象的。
その死は悲しみがないわけではないが
周りの家族も本人が満足して逝かれたことに
やりきった表情を浮かべるのが印象的だった。

萬田医師は
必ず訪れる死を医学の敗北と捉えず
死を前向きに考えて、怖れもない。
僕も、萬田医師と同様の考えである。

生まれることにも意味があるが
死にも大きな役割がある。

誰にも訪れる死を
こどもだけでなく、孫にも伝えていくことが
先に逝くものの
大事な役割だと考えさせられた映画だった。

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