日別アーカイブ: 2025年10月17日
フロイトとアドラー
毎日健康上悩みを解決しようと
こどもからおとなまで
様々なかたが来院されます。
そして
お話を聞いてると
その人の考え方が2種類あることに
感じます。
それは
前向きに考えるかどうか
物事をポジティブに捉えれるかどうかが
大きいなと思います。
ネガティブに考えてしまう人も
出来るだけ前向き、ポジティブに考えた方が
いいと思って
お話しするのですが
中々一筋縄ではいけません。
そんな時
心理学者のユング、フロイトの考え方
それと
アドラーの心理学のちがいの話を聞きました。
そこで、今日は
フロイトとアドラーの心理学のちがいを
お話しようと思います。
フロイトは「原因論」と言われ
過去にこういう原因と考えられることが
合ったので
今があるのだ。
つまり
今こうなったことの原因を探し
その原因をみつけて
原因を改善しようとします。
それに対して
アドラーは「目的論」と言われ
その人の今の状態は
その人が選んだことでしょう
ということなのです。
全ての原因を
自分以外の外に求めるのではなくて
自分自身に求めているという
ことです。
日頃診察しても
この2つのパターンを
感じることがよくあります。
病気などの何かのからだの不調を感じたときに
普通は
なんでこうなったんだろうと考え
食事、運動が悪い
寝れなかったから
仕事のストレス
人間関係の不調が
あるから起こったんじゃないかと
一生懸命
その原因だけを探そうとします、
アドラー的に考えると
今この状態にいようとするのは
自分が選んだこと。
何のために
自分はこの状態を選ぼうとしたのだろう
この選んだことで
どんなことを考え、
その考えたことで
自分の気持ちが変わってきてないだろうか?
今、こういう風に気づくために
この不調という時間が
必要になったのだろうか?
などなど
様々の内なる原因に気づき、
変化が始まるのです。
原因がわかったとしても
それを自分で変えようとしないと
決して先には進めませんよね。
どんな状態でも
原因は自分自身の中に答えがある
そんな気がします。
そう思えた瞬間に
人は変われるのかもしれませんね。
「ハーメルンの笛吹き男」の真実
グリム童話の話し。
当時ネズミが街中にあふれていて
困った街の人が
男にネズミを追い払ってくれたら
報酬を与えようと約束。
男は、街中の全ネズミを笛を吹いて
おびき出して海へと導きネズミを退治した。
しかし、おとなは報酬の支払いを拒否したのです。
時間が経ち、再び男が待ちにあらわれ
今度は笛を吹くと
街中の全こどもたちを連れ出してしまったのです。
こどもを奪われるという話しは
物語だけの話しだけではなく
実際にもあるのです。
例えば
中国で始皇帝の時代
千人を超えるこどもを仙人に捧げて
不老長寿の薬を選ろうとしたとか。
ヨーロッパでも
十字軍に数千人のこどもたちが
マルセイユまで運ばれ、その後の足取りは不明だとか。
こどもが
おとなのエゴに巻き込まれて
犠牲になることはあってはならない。
このことは決して過去だけの話ではなく
現代においても
ガザのこどもたちが飢餓状態にあるかという
情報が錯綜している。
お金よりも、経済よりも
こどもたのいのちを守ることが大事。
どんな時代になっても、決して
こどもたちがおとなの犠牲になることは
許されないのです。
