保育園にいくと風邪をひきやすくなる。(お盆期間も診療します)

小児科には保育園に通ってるおこさんが
度々受診されます。
こども達は通ってるうちに
次第に僕になれてきて
笑顔を診療合間に見せてくれるようになるのですが
それに変わって
お母さんは
表情も暗く、もう休めませんと
ため息交じりでつぶやかれるのです。

保育園に通うようになると
風邪をひきやすいのでしょうか?と
尋ねられることがあります。

医学的にみても
保育園に通うこどもは
自宅保育のこどもよりも
夜間のせきゃ、鼻閉などの症状が出やすいという
報告は確かにあります。

保育園に預けても
お迎えを呼び出されて疲弊するお母さんに
「これはいつまで続くの」と
悲痛な声を度々聞かれます。

保育園に登園してから9か月間の風邪をひく
頻度を調べた研究では
保育園に通わない次お比べ手、開始後2か月は
風邪症状のある日数は約三倍にに増えたという
報告があります。
ですから、保育園に通い出すと風邪を
よくひくようになるのは
実感だけでなく
科学的にも証明されているのです。

そしてこの研究には続きがあって
小学生になる頃には
保育園に通わなかった児のほうが
風邪にかかりやすくなるという逆転し
13歳になると両者に差はなくなるというのです。

保育園に通ってる時期は
確かに風邪をひきやすいかもしれませんが
免疫力を早く漬けるためだと考え
最初の1年は大変かもしれませんが
乗り越えていきましょう。

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