死は体験できない

当たり前のことかもしれないけど
死を体験することはできないし
死の体験を語ることは誰にもできない。

米国自殺学会初代会長ESシュナイドマン氏が
「死は人間が求める必要のない
ただひとつのことで、
求めなくてもいずれは死の方がやってくる」
と述べている。

確かに死というものは
いつも意識している人は少ないだろうし
死を直前に感じない限り
死は意識の彼方にぼんやりと感じる程度で
死なんて忘れている。
死はいしきもろとも肉体も終焉するのだから
死んでしまえば、自分の死を知ることはできない。
死を迎えると
それまでのことが無になってしまう。

死はわからない存在で
誰にも必ず訪れるもの。
だから死について考えるよりも
自分の力で変えることができる
活きていることに集中した方がいいのだ。

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