輪廻転生があると考えるなら
この世に生まれるということは
この世の復帰ということになるのです。
ですから
今こうして生きてきて
年をとり、こどもや孫が生まれ
子孫の繁栄を喜ぶことでしょう。
しかし
自分がこの世を去ったあと
また時を超えて生まれ変わった時に
現世でのこどもや孫の、こどもや孫として
生まれ変わることがあるかもしれません。
もし今
散々したい放題して
こどもや孫に迷惑をかけてしまって
恨まれたままこの世を去ってしまったら
生まれ変わった時
子孫にその遺恨が残っていたとしたら
慈しまれた人生を送ることができるでしょうか?
だから
年老いていくほど
謙虚に生き、感謝の気持ちを忘れてはいけないのでしょう。
老いるとは
次なる新しい生の準備を始める時のような気がするのです。