年別アーカイブ: 2025

脅威の免疫システムのおかげで今をいきられる

休日のある朝
たまたま観た
「驚異の免疫ネットワーク」という番組。
ちょっと難しいコロナウイルスと免疫のことを
鮮明な画像で解説している一般のかた対象の医学番組。
海外の放送局制作の番組のために
全編英語、でも字幕もあるので
映像の美しさにもひかれ
英語と医学の勉強もかねて最後まで見入ってしまった。

新型コロナウイルスという
新ウイルスと
体内の免疫力との戦いを解説していた。

免疫学の復習もかねて
書いてみると

体内にコロナウイルスであれ、インフルエンザであれ
ウイルスなどの未知の異物が体内に入ると
体内の食細胞が
未知の異物を発見しとらえ
食べてしまう。
その時に、そのウイルスなどの遺伝子を解析し
情報を他の食細胞を共有し
2回目以降の体内に侵入した際には
直ちに攻撃できるように準備している。

しかし
ウイルスも進化し
体細胞に発見されないように
忍者のように
体細胞の中に同化し偲びこんで
食細胞の発見から逃れようとする。

すると
食細胞は免疫第2段階として
侵入者の情報をB細胞という免疫細胞に
情報を渡す。
情報を受け取ったB細胞は
抗体を直ちに造り
細胞に異物が入り込む前に
捕まえようと
抗体を作り出して
ウイルスなどの侵入にあらかじめ備えていく。

この抗体を作る
免疫力を人為的に作らせるのが
ワクチンだということになります。

これで
もう、新型コロナウイルスが体内に
侵入しても大丈夫かと思いきや
新型ウイルスも進化し
どんどん強力かするのです。

今回の新型コロナウイルスでも
多くのかたがいのちを落とされました。
その人々の多くは
肺に血管が血液が詰まる塞栓症が
原因でなくなる方の死亡がほとんどでした。

そのなくなった方の
血管を調べてみると
血栓の中身は
血液とウイルスと食細胞そして食細胞のDNAだったのです。
つまり
免疫細胞の最後の姿だったのです。

イメージとして
食細胞が最後の力を振り絞って
自滅、自爆した
捨て身の戦法のなれの果ての姿だったのです。

これを医学的に
サイトカインストームだと言いますが
これを起こさせないようにしないと
いう考え方もあるけど
僕は
未知の予想外の相手の
コロナウイルスによって
身を呈して頑張って
捨て身の戦法までとって
闘ってくれる食細胞、免疫細胞に感謝です。
相手がどんなに強大でも
いつも僕のからだを守ってくれていることを
改めて感謝しかありません。
そこまでしてくれて
たとえ僕がなくなっても
責めることも、悔いることもありません。

でも、この免疫力も
急にできたわけではなく
人類が生まれたという5億年前から
様々な病原菌と闘ってきた病原菌との
長い長い歴史の結果なんです。

僕たちは
このご先祖さんから引き継いだ免疫力をもらって
現代社会を生きています。
こんな僕たちも
生まれたときは純粋で、免疫力は働いていません。
しかし
母乳をのみ
数々の感染症にかかりながらも
母の愛、両親の愛、ご先祖さんの力で
演繹力を育みながら
生きている、生き続けられていることを知り
生きていかなければならないということを
コロナウイルスが教えてくれていると思うのです。

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善く生きるとは

僕たちがこの世に人間として
この世に生まれてきたからには
他の動物のようにただ生きるだけでは
生まれてきた理由
生まれてきた使命を果たしたと
言えないのではないのだろう?

どう生きてきたかが重要で
善く生きてこそ
人間としての使命が果たされたとも
言えるのです。

そして「善く生きる」とは
自分自身の満足するためだけに生きるのではなく
自分以外の人たちや
社会全体の幸福や喜びを考えて
行動することだと思うのです。

人間は
誰かの喜びを創るべく生き、
誰かの喜びを生み出したことにしあわせを感じるのです。

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人は誰かと見守られて生きている

人は
ひとりでは生きていない
ひとりでは生きられないとも
よく言われます。

確かに
人は特につらいときは
誰かが見守ってくれている
自分の元気になるように
願って祈って下さっていると思うと
どんなに力づけられることでしょう
そして
一歩、一歩前に進むことができるでしょう。

僕も入院したとき
家族が、スタッフが
他にも回復を願ってくれる方々の
無心の祈りによって
病から回復し
また今ここにいられると思っています。

人の思いに助けられたのは間違いないのですが
忘れてはいけないのは
僕をどんな時も、守ってくれていた
自然の力があることを知りました。

入院して、感じることができた
自然の力。
恥ずかしながら、それまでは
ほとんど意識することはありませんでした。
それは
僕の心、生き方に問題があったのです。

自然の力は
意地張った心、頑な心では
感じることができないのです。
素直な心になってはじめて
自然の力を感じ、受け入れることができるのです。
素直に自然の力を受け入れることができれば
いつでも、どんな時でも
自然の力は、あなたを、僕を
喜んで守ってくれるのです。

自然の力は
前回お話をした神の経、神経を通して
60兆個の細胞一つ一つに伝わっていきます。

素直な心がないと
すべての細胞を司っている神経が
硬直すると言われています。
神経が硬直して働けなくなると
細胞も同様に働けなくなり
体の中に毒素をため込んでしまいます。
それが
病気や不幸を生み出してしまうのです。

神経は
からだを動かしている働きがあると
現代医学では考えていますが
実は
宇宙からの力が
自然界からの力が
僕たちのからだに伝えてくれているのです。
そして
宇宙からの英知を受け取って
僕たちは生きている、生きられているのです。

そのことを
素直に受け入れていきることができれば
病気になることもなく
心豊かに生きていけると思うのです

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日本人の魂

日本人は世界的に見ても
他に類を見ない民族ではないでしょうか?

そのひとつが
宗教に縛られない民族だと言うこと。
日本人の多くは仏教徒だから
死んだら仏様に手を合わせて
家には仏壇でご先祖様をお祀りします。
クリスマスもバレンタインもハロウインモお祝いして
お正月や七五三では神社にお詣り
どんな宗教でも受け入れてきた民族です。

どうして、こうなったのか?
それは神武天皇が日本国を作った時に
「養生」と言うことを発しておられるのです。

これは
何が正しいかを宗教や神の教えなどに固定せず
正邪を見分けるこころを養い、広め
正しい方向に向かっていこうと考えたことに
よる気がするのです。

だから、何が正しいのか、何が必要なのかを
自分自身の心で判断することを
ずっとおこなってきたことによるのでは亡いでしょうか。

我々の魂には
「養生」という想いが根付いてるのです。

大切にしたい日本人のこころです。

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進路指導

医者に憧れながらも
医者の道を決められない少年時代。
でも
自分のすすむべき道を
決断しないといけない時期が
迫っていました。

それは
高校1年から2年に上がるときの
進路指導でした。
文系か理系を選択しないといけません。

自分は
英語、国語、社会などの
いわゆる文系科目が得意でした。
理系科目は
教えてもらった範囲を理解して
点数をとると言うことはできたのですが
理科的発想、理科的応用力がない
つまり
科学的発想ができないことを痛感したんです。

ですから
理系の分野に進むのは無理。
文系学部を選択して
将来自分は
語学力をつけて
世界中の人と関わり合って
世界をまたにかける仕事
なんとなく
外交官になろうと思い
文系を選択して
学校に進路指導を提出しました。

でも
文系を選択したら
もう数学Ⅲ、物理、化学など
習うことがないので
理系にすすむ道は閉ざされる。
本当にそれでいいのか悩んました。

何回か進路希望の提出があり
いよいよ
最終決定と言うときに
僕は
今まで学校に提出した希望と選択した
真逆の
理系、選択科目物理、化学という
理系直球ど真ん中の選択をして
提出したのです。

その時は
医学部にいくために・・・と
心に決めての選択でした。

みんな
僕は文系でのコースを歩むと思ってたので
先生も友達もそして親も
その真逆の選択でいのか
僕に何度も何度も確認にしていました。

僕は
文系頭だから
理学部、工学部にはいけない
でも
人のために働く
医学部にいくために理系を選択するんだと
強い決心をしての選択でした。

その時
決めたのは
人のために働きたい
ずっとずっと自分の手に職を持ち
定年などなく
死ぬ日その時まで人のために働き続ける仕事をしよう。
そのための技術を勉強しようと思ったのです。

僕のこの職業理念に合う仕事が
僕には医者だという選択に結びついた瞬間でした。

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母親をどうして「お袋」と呼ぶのか?

なぜ、母親のことを「お袋」というのか?

母親は袋のような存在だからです。

袋のように
何でも入れてくれて
何を入れても柔らかく膨れて
何を入れていたとしても
袋は袋のまま
ゆったりと柔らくて
本来の姿、袋であリ続けてくれる。

大きな柔らかな伸縮自在の布袋。
そんな袋のような存在が母親なんです。

誰にとっても
母親はあなたの全てを包んでくれる
誰よりも大きく、やさしく包みこんでくれる
存在であるから
母親のことを「お袋」というようになったのです。

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2025年度インフルエンザワクチンについて

サンタインフルワクチン2025②

10/6からインフルエンザワクチン接種開始しています。
今年から経鼻ワクチンも導入し
注射が苦手なお子さんにお勧めです。

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子煩悩の歌人山上憶良の歌

山上憶良は奈良時代の歌人で
当時の知識人の一人で
中国の最新の知識を日本に紹介した人です。
万葉集にも多くの歌が収められており
ジャンルもさまざまですが
子を思う親の心情を歌った和歌は有名です。

「瓜食めばこども思ほゆ 栗まして食めば偲ばゆ
何処より来たりしものそ
眼交(まなかひ)にもとな懸かりて
安眠(やすい)し寝(な)さぬ」

意訳
「瓜を食べると
あの子はこれを好きだったと思いだしてしまう。
栗がごちそうに出てくると
これはあの子が好きだったと思う。
こどもって一体どこから来たのだろう。
目の前にいつもちらついて
安眠することができない。」

この歌を読むと
瓜や栗は
今で言うお菓子のようなもの。
こどもたちが美味しく食べている姿を
目を細めて喜んでいる
父親・憶良の姿が浮かんできます。

そして、この歌に対して

「銀(しろかね)も金(くがね)も玉も
何せむに勝れる宝子に及(し)かめやも」

この歌から
子宝という言葉が生まれたと言われています。

子を思う親の気持ち
そして子育ての風景は
1000年以上経っても
変わっていないのですね。

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神の経はいのちの親へと続く

前回のブログで
親には2つの意味
つまり
生みの親といのちの親があると
言うことを書きました。

生物学的に言うと
精子と卵子が合体し
両親の遺伝子が結合した瞬間に
いのちの躍動がはじまり
いのちが光に包まれ
いのちが動き出します。

つまり
神経の働きで
受精卵が細胞分裂を開始するのです。
神経は
神のみち(経)と書きます。
神経が
細胞分裂を支配してるわけでなく
宇宙からの大きな力を
伝えていると言うことなんです。

神経を支配しているのは
人ではなく
宇宙にあると言えるのです。
神経とは
僕たちと自然そして宇宙をつなげる道だと言うことです。

受精卵は
宇宙の力が神経を通じて
分裂をコントロールされ
60兆個もの細胞となり
この世に誕生しているのです。

僕たちのからだを構成している
細胞のひとつひとつは
神経を通して
いのちの源となる
大きな力によって生かされているのです。

僕たちには
生みの親といのちの親がいます。
どちらの親も
僕たち、こどもに
全力で愛を注ぎ、どんな時にも守ってくれています。

生んでくれたお母さんは
こどもが病気の時は
心配してずっと付き添ってくれます。
その時
いのちの源であるいのちの親も
おなじように
細胞一つ一つを温かく慈しんでくれているのです。
いのちの親も
僕たちのすべての細胞のことを
忘れることは決してありません。

いつも見守ってくれている
生みの親への感謝と同様に
いのちの親に対しての
感謝も忘れずに生きて生きましょう

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生みの親といのちの親

この世に生まれてくるためには
必ず父と母が必要です。

この世に生まれてくるということは
両親との縁が最も深いと言うことになります。
この両親から引き継いでいるご縁を
「血」といいます。

血とよく似た言葉に
血液という言葉がありますが
似ている言葉ですが
全く異なる物です。

血は、誰からもらったのでしょうか?
両親やご先祖様からだけから
いただいたと思っていませんか?
確かに
両親から
血は引き継いでいるのも事実ですが。

でも
この世に誕生する前のことを
考えてみると
卵子と精子が結合し
その卵子が細胞分裂して
僕たちは生まれてきています。

受精した後生まれるまでのこと
お腹の中でのでの状態
お腹の中でなにが起こっているかは
母親自身すらわからないうちに
すすんでいます。
生みの母といえども
お腹のできごとには
全く手をかけることも、意識することも
できません。

3億ある精子の中から
たった1個の精子が選ばれ
卵子と運良く結合し
順調に細胞分裂を繰り返し
順調に育つことって
両親の力じゃないのです。

この世に生まれてくるのは
両親やご先祖様の力と言うより
もっと大きな力が働いているからなんです。

僕自身もあなたも
この世に生まれてきたのは
大きな大きな
いのちの親とも言える
自然の力のおかげなんです。

ですから
僕たちのいのちを
天命だといういい方をすることもあります。

いのちは
天命でいただきそして天命に帰るもの
ではないでしょうか。

両親や両親とつながっているご先祖様を
生みの親と考えるなら
もっと大きな育まれた愛の力で生まれ、
またその力の源に帰っていくのだと思います。

僕たちはみんな
生みの親といのちの親が
二組の親がいるのです。

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