いのちは地球より重い

  緊急事態宣言が出た後
 東京都と政府そして各自治体の足並みのちがい
  が報道されました。

 様々な考え方があると思いますが
  今回の報道に触れ
  現代社会の命に対する考えのちがいを
  顕してるような気がしました。

 僕は
 人間が生きていくには2つの面が
 必要であると思います。
 ひとつは
 衣食住という動物的欲望を満たす
 いわゆる生活面を重視する面「生活体系」
 そして、もうひとつは
 真善美を求めて行動する人格を形成する
 いわゆる生命を重視する面「生命体系」
この両面から
いのちは支えられていると思います。

 もう少し具体的に言うと
 生活体系とは、いのちを支えている活動のこと
 つまり
 利益や欲望を充足させるという経済法則を重視したもの
 これに対して生命体系とは
 いのちは尊いものだというような
 親子のつながり、日本で生まれたことによって
 培われた道徳的なつながりとも言えるもの

 この2つの体系、価値観の中で
 僕たちのいのちは支えられ
 生きているのだと
 改めて自覚させられた気がします。

 昭和50年代に
 日本赤軍がダッカで飛行機をハイジャックし
 身代金などを要求したダッカ事件がありました。
 その時の総理は
 「人間のいのちは、地球よりも重い」と
 様々な批判を交わして
 16億もの身代金を決断して
 乗員乗客のいのちを救ったと聞きました。
 
 今回の政府の動きは
 ダッカ事件の時とは異なり
 いのちだけでなく経済重視するあまりに
 迷い行動できなくなってるように
 僕は見えてしかたありませんでした。
 
 ダッカ事件から時は流れ
 時代は昭和から平成、令和と変わり
 その間平和で豊かな時代を過ごしすぎて
 明日の喜びより、今日のパンを求める生き方を
 してきた日本人の体質が
 決断できなくさせているような気がします。

 人はパンがなくては生きていけないけど
 パンを美味しく、そして有り難いと思える気持ちを持って
 僕たちは生きていかなければならないってことに
 気づき、その気持ちを大事にして
 これからは生きていかなければならないのでしょうね。

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