子育て」カテゴリーアーカイブ

怒りの奴隷になるな

親は
こどものためを思って
こどもの危険を回避するためを思って
こころを鬼にして
こともに対して怒る場面は
必ずあります。

怒った後
これでよかったのかな?
言い過ぎではなかったか?
感情的になっていなかったk?
など反省ばかり
怒る親も怒っていい気分はしません。

怒らないに超したことはないけど
怒りに振り回されないように
気をつなくてはいけません。

古代ギリシャのアリストテレスが
次のような言葉を遺しています。

「怒ることは誰にもできる。
しかし、
適切な相手に、適切な程度に
適切な目的で、適切な形で
怒ることは容易ではない」
と語っています。

この言葉を肝に銘じて
こどもに対さないといけないですね。

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赤ちゃんも話を聞いている

昨日初めて当院を受診した8ヶ月の女の子
クリニックの玄関を入ってから
ずっと病院中に響く声で泣いてる。

体調がかなり悪いのか、人見知りの激しい赤ちゃんなのか、
診察室で診察していても、泣き声が気になって、
時折集中力が途切れそうになった。
そして、
その赤ちゃんの診察。

問診の時も、診察の時も、もっと激しく泣き叫ぶ赤ちゃん。
例え相手が泣き叫ぶ赤ちゃんでも、
きちんと診断、治療するのが小児科医の醍醐味。

この赤ちゃんに対しても診断し、治療決定、
家庭での注意点、お母さんの疑問点を整理し、
自分の力を出し切り診療を終了した。

診察室を出る時
お母さんのホット安心した表情が印象的だったけど
もっと、びっくりしたのは、
あんなに泣いてたはずの赤ちゃんがピタッと泣き止んで、
微笑むような表情でこちらを向いていたこと。

その赤ちゃんに「先生、ありがとう」と言われた気がして
診療に納得してもらえたと、ちょっぴりうれしくなった。
8ヶ月の赤ちゃんでも、言葉が例えわからなくても、
思いは確実に伝わるんですよ。

赤ちゃんは、ちゃんとおとなの声を聞いています。
だから、いっぱい赤ちゃんに話しかけてあげてください。

赤ちゃんもいっぱいお父さん、お母さんのお話しに
答えてくれますよ。
どんな心配なことがあっても、
まずは
赤ちゃんと向き合うことが、
あわてない育児に繋がるのかもしれませんね。

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人知れずいつも親切に

こどもの時、誰もが
”人のために何かしたい”
”大きくなったら、多くの人に喜ばれることをしたい”
と心に描くことでしょう
そして、志高く
お金をいっぱい稼いで、多額の寄付をしよう
困ってる人がいる地域に行ってボランティアをしよう
世の中をかえるような発明をしよう
・・・・などと夢を描くことでしょう。
でも
大きくなると
お金がないと寄付ができない
時間がないと、ボランティアもできない
チャンスや能力がないと大きな発明なんてできない
・・・・と
段々志がしぼみだします。
そして
”だから、自分には与えられるものは何もないんだ”と
思ってしまうかもしれません。
そんな時
ちょっと、自分の身の周りを見渡してみましょう。
自分の身の周りの人々に目を向けてみましょう。
元気よく挨拶をしたら
笑顔が返ってきませんか?
トイレや洗面所の汚れを拭いたら
みんな気持ちよく使っていませんか?
部屋の整理整頓をして
ちょっと花を置いたら
何だか居心地の良い空間になっていませんか?
日常生活の中で
自分が与えられるもので
まわりの人が喜んだり
人間関係がよくなったりすることって
ありませんか?
大きなことでなくてもいい
小さなことでいいから
人知れず、そっと人のために
何か親切なことをしてみる。
この行動は
してあげるという与える行為だけど
実は
自分の気持ちを温めてくれます。
そして
しあわせな気持ちにさせてくれます。
そのしあわせな気持ちは
もっと、もっと
大きなしあわせな気持ちになり
周りの人に伝わっていきます。
小さな親切でも
自分も周りの人も
しあわせな気持ちにさせてくれるのです。
そして
ますます
親切にする気持ちがわいてくるから不思議です。
人知れず、ささやかに
いつも親切にするだけでも
世界中の人がしあわせにできるのかもしれませんね。

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こどもがしあわせな世界を作る

20世紀の世界大戦が終わって
80年経つにもかかわらず
あれだけ多くの犠牲を払ったのに
その後
多くの人が戦争反対だと
声を上げているにもかかわらず
戦争は終わらない。

確かに
世界中を巻き込むような大規模な
戦争では
ないかもしれないけど
ウクライナにしても、ロシアにしても
ガザ地区にしても
世界全体を巻き込んでしまいそうな
リスクをはらんでいる。

戦争も長引き
戦争をしている人々も
どうして戦争をしているのか
わからなくっているのではないでしょうか?
戦争をやめる機会を模索しているのかもしれません。

今年はパリオリンピックが開かれました。
オリンピックはかつて平和の祭典と呼ばれていた
記憶があります。
それは
オリンピック期間は戦争をやめて
オリンピックを開催したから・・・という
話を聞いたことがあります。

しかし
今年はオリンピック中も
ドンパチしてましたよね。

そんな中
ガザ地区の休戦のニュースが。
休戦になるのは、ガザ地区のことも達に
ポリオワクチンを接種するためだと。

なんか
戦争当事者も
こどもを大切にする気持ちが
わかって
そのニュースをみてなぜかホッとしました。

これからの時代は
きっとこどもがしあわせを運んでくれる
しあわせ平和大使になるのかもしれません。

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読書のすすめ(本日通常通り診療中)

☆昨日は台風10号のため、臨時休診させていただきましたが
当院は大きな被害もなく今日から通常の診療をさせていただきます。
みなさんは大丈夫ですか?
不安の心は体調にも影響します。
お力になれればと思っています。

読書はこどもの未来を創るために
必要なことだとは知られていますが
実は高齢者の認知症も遠ざけるなど
おとなになっても
こどもの時の読書経験は
影響しているということがわかっています。

2012年国立青少年教育振興機構が行った
「こどもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究」
によると
読書時間が長く、1か月に読む本の数が多いこどもは
おとなになってもよく本を読むことが
わかっています。
この調査では、読書経験が学力向上だけでなく
社会性があり、意欲や関心が高く
論理的思考や能力も高い傾向にあると
結論しています。

こどもの時の読書をする時は
こども時代だけでなく
おとなになってしあわせになるために
必要なことかもしれませんね。

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IQよりも大切なもの( 本日臨時休診です)

☆現在台風10号接近に伴い
臨時休診としております。
再開は台風の進路状況で判断します。
再開が決まり次第、またブログでご報告します。
ご迷惑をおかけしますがご了承ください。
サンタ台風臨時休診202408

人生を決めるのに
知能指数が占める割合は10分の1程度だと
言われています。

知能指数以上に大事なものは
決断力、持続力、自分を律する力
相手の立って考える力など
あると思います。

アメリカのミシガン大学での研究に夜と
IQよりもセルフコントロールする力が
大事だという結果が出ています。

ですから
「勉強しなさい」とガミガミ言うよりも
言われなくても自分でやる習慣ができていれば
放っておいても
自分自身でやらないと判断し
自主的にやるようにやり出すというのです。

この大学の研究は
ここで終わるのではなく
セルフコントロール力の高かった人は
40代になった時
実年齢よりも若く見えて
認知能力も高いとか。
さらに、小児期セルフコントロール力が
不十分であっても
おとなになってもセルフコントロール力を
習得できるとか。

おとなになっても
なりたい自分になれると言うことなのかも
しれません・

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あわてない病院選び

お盆のこの時期、帰省や旅行されてる方も多いでしょう。
楽しい旅行中で困るのは、やっぱり病気になった時でしょう。
そんな時、あわてない病院の選び方。

病院を探す時
一番先に見るのは病院名の書かれた看板ですね。
実は
病院名を書かれてる看板をを見るといろんなことがわかります。
⚪︎⚪︎医院、△△クリニックと書かれた
病院名の下に内科、外科などといった科が書かれています。
そして、更に細かく呼吸器科、循環器科、などが
書かれています。

いっぱい羅列してあるように科名を書いてあります。
実は、科の書き方には暗黙の法則があって
大きな病院では、内科、外科などの中心となる科名から
開業医では、自分が1番得意な科、1番取り組みたい科名から
表記します。
ですから、「小児科・内科 」と書いてあれば小児科医が
「内科・小児科」と書いてあれば、内科医が
こどもを診ていることになります。

その後に書かれているのは、更に自分の専門性を示す科名を
標記します。
ですから、
お子さんが病気場合
小児科医に診てもらうなら、
小児科・内科と書いてある病院に行くことになりますね。

因みに当院は サンタキッズ&ファミリークリニック
科名が「小児科・内科・アレルギー科、漢方内科」ですから
小児科医が、こどもとおとなの患者さんまでファミリーで
受診できますよ。
そしてアレルギーや漢方医学の専門性を持ってる病院ですよ。
という意味になります。

病院選びとは離れますが
楽しい旅行になるように
旅行に行く前に、お伝えしたことがいくつかあります
①旅行前に何か症状ある場合は、
必ずかかりつけの医者の診察を受けましょう。
必要な薬をもって、起こりそうなことの対応を確認しておくと
また場合によっては紹介状をもらっておくと安心です。
②健康保険証、薬手帳、母子手帳は必ず持って行きましょう。
③突然の発熱に備え、体温計、解熱剤を持って行きましょう。
④冷却シートを持っておくと、
発熱時、怪我した時、虫に刺された時などの
応急処置として使えて便利です。
そして、何よりも病気は予防が第一。
⑥病気の場合はキャンセル、延期も止むなしのスタンスで。
⑦お子さんに負担がかからないように、無理のない旅行計画を
立てましょう。
旅先には、あなたを待ってる人、体験が待ってます。
何事も備えあれば憂えなし。
準備をしっかりして、楽しい旅をしてください。

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夏の養生

 

 

天地の気が盛んになる夏は、灼熱の太陽の下で、
動物は活発になり、草木や花も満開になるエネルギッシで
”気”がもっとも充実している季節です。
人も“気”があふれるこの時期は
自然に逆らわず、自然のリズムに従った生活を送るのが
大切になってきます。

①夏は一年で最も夜が短く昼が長い時間です。
太陽のリズムに合わせちょっぴり遅寝早起きで
太陽と仲良くなりましょう

②冷房で体を冷やしすぎると、
気のバランスが崩れてしまいます。しっかり汗をかいて、
“気”を整えていきましょう。

③汗をかくと“気”も一緒に体の外にでるので、
水分をしっかり補給しましょう。
ただ、冷たいものの取りすぎは胃腸に負担がかかり、
消化機能と免疫力が低下するので注意です。

④夏の暑さは人の心を揺さぶるので、
夏は怒りっぽくなりがちです。気分的に明るく過ごし、
鬱憤を発散しましょう。

夏の“気”は呼吸と共に体の外へ外へと向かいます。
その広がった“気”が自然と一つになり、
体と心が自然と調和をとれるようにすることが、
夏の養生です。夏の暑さを避けるのではなく、
夏ならでの楽しみ、恩恵を肌で感じながら、
夏と一体になって過ごしてください。
きっと夏が大好きになりますよ。

 

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果汁とジュース

5ヶ月の赤ちゃんが湿疹で受診。
この赤ちゃん
今回2回目の受診。最初は3ヶ月の時、その時も湿疹。
今日も汗かいて湿疹がひどくなったのかな?
診察して
湿疹もひどいけど、前回よりも体重が減っててビックリ!!
ちょっと色々心配なケースだけど・・・・
お母さんに今の食事のことを尋ねると
完全にミルク栄養。
でも、最近ミルクを飲んでくれなくて
ジュースを飲ませていると返事がありました。
まずは
ジュースを飲ませないように指導しました。
どうしてジュースは飲ませちゃいけないの?
ジュースはいつから飲ませられるの?
ジュースは体に悪いの?いいの?
かつて2、3ヶ月の赤ちゃんに果汁を進める時代がありましたが
現在は母乳、ミルクがしっかり飲めれば、
果汁は必要でないという考え方です。
でも、果汁を飲ませると
ぴちゃぴちゃ美味しそうに飲むんです。
やっぱり果汁は美味しいんです。
赤ちゃんでも味覚は発達してるので
美味しいものはわかるんです。
きっと人生の楽しみを知ってしまったのかもしれませんね。
ですから、
旬の果物を搾って、お風呂上がりに
そのままか薄めて少し与えるのは、全くOKだと思います。
ただ、果物ジュースは
6ヶ月前の赤ちゃんには飲ませないようにしましょう。
それ以降でも飲み過ぎには絶対注意です。
果物ジュースでも野菜ジュースでも、ジュースはジュースだと理解してください。
果物ジュースには
砂糖、ブドウ糖以外に果糖やソルビトールなど多量の糖質が含まれます。
糖分を多く摂取すると、満腹だと判断し、食欲が落ちてしまいます。
慢性の下痢、腹痛や腹鳴(お腹がゴロゴロいう)を引き起こします。
糖分が多いと腸内細菌の環境が乱れてしまい、アレルギー反応が起こりやすくなります。
その他にも、肥満、糖尿病、イライラ、落ち着きがない・・・など
ジュースを飲み過ぎると色んな事が起きる可能性があります。
科学的な研究でも
ジュースを飲みすぎた乳児は
母乳やミルクに置き換わった結果として
栄養不良を起こす可能性が報告されています。
アメリカでは
①果物のジュースは生後6ヶ月前の乳児に与えるべきでない
②乳児は入眠時にジュースを飲ませない。
③1歳から6歳までの幼児においては1日170ml以内にする
④7歳から18歳までの小児では、果物のジュースは1日225~340mlにする。
⑤すべてのこどもは果物の全体を食べるようにする
ということが言われ、
過剰なジュースの消費にならないように勧告しています。
ジュースは美味しい飲み物だけど
飲み過ぎは毒です。
わかってはいても、体が蝕まれてくると
ドンドン飲みたくなってきます。
暑い毎日。
冷たいジュースが飲みたくなる季節だけど
飲み過ぎに注意して
毎日過ごして下さいね。

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海水浴は肌にいい?

夏真っ盛り。
夏と言えば海。
こども達は海水浴が大好き。
海に行ってすでに真っ黒になってる
こども達も多いことでしょう。
海水浴でよく聞かれる質問に
海水浴でアトピーが治る?
海水は肌にいい?
があります。
そこで、今回は
海水浴は肌にいいか?
です。
まず
①海水には消毒薬のような殺菌効果があって
アトピー性皮膚炎やとびひなどの
原因になる黄色ブドウ球菌をやっつけてくれます。
ですから
海水浴をすると
アトピー性皮膚炎が治ることがあります。
ただ
海水は弱アルカリ性で刺激があるので
ひりひりしたりするときはしないほうがいいです。
②海水には多くのミネラル成分があります。
ミネラルは肌からの吸収がいいので
海水浴をすると海洋性のミネラル成分が
たっぷり皮膚から吸収されるので
美肌効果が高いと言われています。
特にマグネシウムは
肌のバリア機能を高めてくれるので
バリア機能が弱いアトピー性皮膚炎の方には
いい効果があります。
③海に行くと、
紫外線にいっぱい当たります。
紫外線にステロイドと同等の効果があるので
皮膚の炎症を抑えてくれます。
ただ、紫外線の当たりすぎると
皮膚にダメージも受けますので
日焼け止めを上手に使いましょう
海水浴は
アトピー性皮膚炎などの
皮膚疾患に良い効果があります。
ただ
皮膚の状態って
千差万別。
誰にも、同じようにとはいかないのが
現実です。
決して
過信、無理は禁物。
主治医の先生と相談し
日頃のスキンケアーと
アフターケアーも大切です
一人一人にあった状態で
海水浴を
そして
この夏を楽しみましょうね。

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