知らせは突然だった。
メールが届いた時には
忘れられない名前なのに
本当に先輩の名前なのか
わからなくなるぐらい
混乱していた自分がいた。
最後にあったのは
昨年春の小児科学会。
お昼のセッションで偶々出会い
一緒に昼食を摂ったのが最後だった。
研修医時代に
新生児医療に対して
文字通り一から教えていただいた
先輩医師。
その指導は
厳しくも、やさしさもあり
いつも僕を信じて指導してくれた。
最後にお会いした時も
そのお人柄は
当時とは全く変わらなかった。
その先輩が、もういない。
その先輩の死が信じられず
生きている証を捜そうと
HPを訪問した。
すると、そこには最後のお知らせが。
そこには病気療養のため
今週末でしばらく休診すると。
そして
休診予告の日が
亡くなった日だった。
亡くなる直前まで
病と戦いながら
こどもたちの診療に当たっていたのだ。
文字通り
いのちの削りながら
過ごされていたのだ。
その生き様を知って
僕にこのように最後まで
小児科医として生きていくことを
教えて下さった先輩医師。
本当に大きなことを
教えて下さった先輩。
ありがとうございます。
ご冥福をお祈り申し上げます
合掌
