日別アーカイブ: 2025年5月18日
表と裏
今、我々の人類は
大切な岐路になっている気がします。
新型コロナウイルスパンデミックを経験したのも
物質主義の対する警鐘だったのかもしれません。
科学の発達した
現代社会に生きる我々は
目に見えるものしか
頭で納得したものしか
信じられなくなっています。
でも
コロナウイルスの登場によって
科学は万能でなく
目に見えるものが全てでないことを
知る結果になったのではないでしょうか。
この世に存在する全てのものには
裏表の2面性があります。
目に見えるものと、見えないもの。
例えば光と影。
影があるから、光を感じることができます。
谷川俊太郎さんの
「闇は光の母」という詩を紹介うします。
闇がなければ光はなかった
闇は光の母
光がなければ眼はなかった
眼は光の子ども
目に見えるものが隠している
目に見えぬもの
人間は母の体内の闇から生まれ
ふるさとの闇へと帰って行く
つかの間のひかりによって
世界のかぎりない美しさを知り
こころとからだにひそむ宇宙を
眼が休む夜に夢見る
・・・・・つづく
全てのものが
目に見える部分、見えない部分から
成り立っていることを
知らないといけないのです。
我々のからだも
肉体と心、肉体と魂
見える部分、見えない部分から成り立っているのです。
これまでの医療は、
検査技術を駆使して
原因をあぶり出し見える化して
それに対応して治療してきました。
でも、
これでは表の部分しか治療していないと言うことですね。
目に見えないところにある
裏の部分を治療しないと
病気は完治できないのです。
コロナウイルスに対して
我々がやったことは
PCR検査の充実
ワクチンの普及などの目に見える効果を期待したことでした。
でも、本当に元気に、しあわせに生きようとするなら
目に見える結果だけでなく
目に見えない影の部分にもアプローチしないといけないと
考えます。
そして、
コロナウイルスも、病気の原因にも
表と裏、光と影の面があることを
知らせようと思ってる気がするのです。