マズロー「欲求五段階説」の続き

人間はみんな欲を抱えて生き
欲を満たそうと生きています。

マズローは人間の欲を五段階に分類しています。
まず、食べたい、寝たいという本能的欲求をみたそうとします。                 これを生理的欲求といいます。

この生理的欲求が満たされると次に
家や健康など安全な暮らしを求めます
これが安全欲求です。

これが満たされると
集団に属したり、仲間が欲しくなります。
これを社会的欲求といいます。

この三つの段階がクリアされると
次は他者にみとめられたいという
尊厳的欲求がおこり
最後に自己実現欲求に至るのです。

これがマズローの提唱された
欲求五段階説です。

人間の欲の段階をよく分析されていて
社会で起こる問題を考えた時
どの段階の欲求が実現できずに起こってるのか
その原因を探るにはいい方法になっています。

これは有名ななので
ご存じの方も多いでしょうが
マズローはこの続きがあって
亡くなる前に
「自己実現欲求よりも高い次元の欲求がある」ことに
気づいたそうですが
それが何かの答えを残さずに亡くなられました。

この最上位の欲求は
「無欲」ということでないでしょうか?
人は自分を認められると
認めてくれた人、社会に対して恩返しをしたいと
考えるようになります。
その時に自分の欲を追求することは横に置いているはずです。
働くのが自分の欲を捨て去る
無欲ということだと思うのです。

自分の欲求を高めきったときに
自分という小さな器から離れて
もっと大きなものを望もうとするのです。
そして、その域に達した時に
真に喜び、いのちが喜び
天命を知るのかもしれません。

全ての欲を克服できたと思われる
スティーブ・ジョブスが膵臓癌の手術ごに残した言葉
「死は生命にとって唯一にして最高の発明だ」

きっとマズローの6段階の欲に到達していたのでしょう。
究極の欲は無欲だと思うのです。

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