日別アーカイブ: 2011年12月17日

山口県小児科学会山口地方会~栄養面からこどもの病気を考える~

山口県内の小児科医が集まる学会
日本小児科学会山口地方会に出席

各先生方が経験された貴重な症例の他に
高名な先生の貴重な講演も聞ける大変有意義な学会。

「乳幼児健診に必要な栄養学」
実践上司大学大学院食生活学科 古川 漸教授
の講演

こどもの病気を栄養面から講演され、
①ミルクを制限されているときは、カルシュウム不足に注意
②尿路結石の時はカルシュウムを制限するのではなく
シュウ酸を制限すること
③離乳食時におこる乳糖不耐症に対しては
徐々にミルクを増量することで耐性がえられること
④牛乳は、酸を中和するので虫歯の予防になる
⑤虫歯の予防は、糖をとらないこと
食後に牛乳を飲むこと
⑥チュアブル錠は、甘いが虫歯の原因にはならない
⑦食物除去中は、糖の代謝予備能力の低下が起こりやすく
ケトン性低血糖に注意
⑧小さく生まれた子どもは、出生後も代謝経路が
倹約型なので、普通に食べてしまうと、カロリーオーバーになる。
そのために生活習慣病になりやすい

などなど
目からうろこの話がたくさん。

明日から、患者さんに話す内容が濃くなって、
・・・・・ひとり熱弁をふるってるかも(笑)

カテゴリー: 真実の医療 | 山口県小児科学会山口地方会~栄養面からこどもの病気を考える~ はコメントを受け付けていません